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大河ドラマ

大河ドラマはNHKが毎年1作品を約1年かけて放送する長編の歴史ドラマシリーズである。1963年に始まり国内の歴史観や人物像のイメージに影響を与えてきた。近年は合戦や政争だけでなく文化や暮らしの描写も重視され幅広い層に見られている。

概要

毎年一作が編成されるため視聴者は同じ登場人物と長く付き合う形になる。物語は全40回台から50回前後で進み主人公の生涯や周辺の群像を描く。年単位で同じ作品を追える連続性が大河ドラマの最大の特徴である。

制作は時代考証や衣装美術に力が入ることで知られる。史料の読み込みに加えて現代の価値観に沿う表現も意識されるため同じ人物でも時代ごとに像が変わる。放送後に関連書籍が増え観光や展示と連動する動きも起きやすい。

作品ごとに脚本家や演出陣が入れ替わるので作風の差がはっきり出る。古典的な合戦中心の回もあれば家族劇や仕事ドラマに近い回もある。視聴体験の幅が広い点が長寿シリーズとしての土台になった。

歴史

放送開始は1963年で初期は白黒放送の時代から始まった。歴史小説や講談を下敷きにした骨太な英雄譚が中心となり国民的番組としての地位を固めた。映像化の機会が少なかった時代には大河が人物像の基準になりやすかった。

1970年代から1980年代にかけては戦国や幕末の人気が高まりスター俳優の起用も話題を呼んだ。高視聴率作が繰り返し語られる一方で史実との距離が議論になることもあった。娯楽としての分かりやすさと歴史番組としての責任が常に並走した。

1990年代以降は女性主人公や庶民視点の作品が増えた。政治の中枢だけでなく文化や経済の動きにも焦点が当たり歴史の入り口としての役割が強まった。大河ドラマは歴史の答えを出す番組というより時代の語り方を更新してきたシリーズと見られる。

舞台となる時代

題材は古代から近代まで幅広いが人気が集中しやすい時代もある。特に戦国期と幕末は人物関係が多層で社会が大きく動くためドラマ向きとされる。合戦だけでなく同盟と裏切りや制度の変化が描きやすい。

平安や鎌倉は宮廷文化や宗教観が鍵になる。恋愛や文学や権力儀礼が物語の推進力になり衣装や言葉遣いの工夫が見どころとなる。近年は文化史の面白さが前面に出る作も増えた。

江戸中期から後期は町人文化や出版や芸能が主役になりやすい。明治以降を扱う場合は近代化や外交や産業がテーマになる。同じ日本史でも時代が変わると主役の職業と価値観が大きく変わる。

代表的な作品

戦国ものの定番として独眼竜政宗や武田信玄がよく挙げられる。大名の野心と統治の現実を正面から描き名場面が語り継がれた。後の作品にも影響する人物像の型を作ったと言われる。

幕末では『竜馬がゆく』を思わせる志士像が繰り返し描かれてきた。『新選組!』は若者集団の群像劇として支持され作品の入り口を広げた。『葵 徳川三代』のように政権の仕組みを俯瞰する構成も大河らしさの一つである。

2000年代以降は『篤姫』や『八重の桜』など女性の視点を中心にした作品が大きな話題になった。『真田丸』は合戦の緊張と家族の会話を同居させ現代的なテンポで人気を得た。近年作では『鎌倉殿の13人』のように歴史の裏側を群像で見せる構成も注目された。

同じ人物が題材でも「どういう観点から描くか」で作品性が大きく異なるのだ!

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