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電卓

電卓は、加減乗除などの計算を素早く正確に行うための携帯型計算機である。学校や職場の事務処理から理工系の計算まで幅広く使われ、表示方式やキー配列、関数の有無によって用途が分かれる。近年はスマホの普及後も、試験対応や入力の確実さを理由に専用機の需要が残っている。

概要

手元で数値を入力し、結果を表示する道具として日常に定着している。一般的な四則電卓は買い物の合計や経費精算で使われ、関数電卓は三角関数や対数などを扱えるため理科や工学の学習で重宝される。同じ計算でも紙と鉛筆より手順が短くなり、ミスが減る点が評価されてきた。

本体は入力部のキー、計算を行う回路、結果を示す表示部から成る。表示部は液晶が主流で、太陽電池とボタン電池を併用する方式も多い。キー配列はメーカーごとの差が小さい一方で、0の位置や税計算キーなど細部の癖が使い勝手に直結する。桁数は日常用途なら10〜12桁が一般的で、会計用途では桁あふれを避けるために大きめの桁数や丸め設定を備える機種もある。

用途別に見ると、事務向けは早打ちと視認性を重視し、学習向けは試験での持ち込み要件に合わせた機能制限が意識される。関数電卓は分数表示や表計算機能の有無で学年や分野が分かれ、プログラム電卓やグラフ電卓はさらに高度な計算や可視化を担う。スマホの計算アプリは便利だが、通知で集中が切れることや入力ミスの戻りやすさの面で、専用電卓が選ばれる場面が残っている。

歴史

計算の自動化は機械式計算機の時代から続いてきた。歯車で計算する卓上機は事務所で使われ、電気式やリレー式を経て電子化へ移った。1960年代にはトランジスタを用いた電子式の卓上計算機が登場し、当初は高価で大型だったが、集積回路の普及で小型化と低価格化が一気に進んだ。

1970年代には携帯できる電卓が一般にも広がり、学校や家庭の定番になった。表示方式は蛍光表示管から液晶へ主役が移り、消費電力が下がったことで電池寿命が伸びた。太陽電池を組み合わせたモデルも普及し、明るい場所では電池の消耗を抑えられるようになった。ICの進歩がそのまま電卓の価格とサイズに反映され、普及の速度を決めた。

関数電卓は理工系教育の拡大とともに需要が増え、分数や統計、複素数など扱える範囲が広がった。1990年代以降は表示の多段化やメモリ機能が強化され、学習用は教科書の表記に合わせた表示や、試験向けの機能整理が進んだ。スマホ時代には単純な四則電卓の代替が進む一方で、キー入力の確実さと試験対応の理由から、専用機は一定の地位を保っている。

余談

電卓には身近さゆえの小さな話題が多い。

  • 同じ数字を何度も押す早打ちでは、キーの反発や傾きが疲れやすさを左右するため、事務職の人ほど機種にこだわることがある。
  • 関数電卓は試験で使える機種が決まることがあり、購入時に持ち込み可否を確認する文化が根付いた。
  • 電卓検定など、入力の正確さと速度を競う技能試験があり、練習用の専用ドリルも作られてきた。
  • 太陽電池付きでも暗い場所では電池に切り替わるため、電池切れ対策として予備を持つ習慣が残る場合がある。

電卓の0の位置は機種で微妙に違って、慣れないと押し間違えることがあるのだ!

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