1月20日に話題となったキーワードは 「エナジーアーツ ノンカフェイン」 です。
UHA味覚糖が近畿大学と共同開発したカード型エナジー商品『ENERGY ARTS』が、応援購入サービスMakuakeで1月23日から先行販売されます。片手0.5秒で補給できるうえノンカフェインでアミノ酸を高配合という設計に、疲労対策を重視する人と刺激を求める人の声が交錯していますが、その狙いと評価とは。
何が起きたか
UHA味覚糖が近畿大学と共同開発したカード型のエナジー補給商品『ENERGY ARTS』が、応援購入サービスMakuakeで1月23日から先行販売されることが発表されました。ストリートファイター6とコラボした全24種のパッケージデザインで、1箱10包入りの限定仕様として展開されます。
注目を集めたのはなぜか
エナジードリンクでありながら缶やペットボトルではなく「カード型」で、片手でパキッと折ってチュッと吸うだけで0.5秒チャージという体験が大きな話題になりました。さらにノンカフェインでアルギニンとシトルリンを合計1000mg配合するという設計が、従来のエナドリのイメージを大きく変えるポイントになっています。
ポイント
仕事やゲーム中の集中を切らさず、トイレに立つ回数も増やしたくないというニーズに対し、ノンカフェインかつ少量高濃度の「速攻型アミノ酸」で応えるのがエナジーアーツのコンセプトです。ノンカフェインを歓迎する声と「エナドリなのにカフェインなしで足りるのか」と心配する声が入り交じる中で、新しいエナジー補給の選択肢になり得るかが注目されています。
カードみたいに折って0.5秒チャージできて、しかもノンカフェインという新しいエナドリにみんなザワついているのだ。
ENERGY ARTSはどんなエナジーか
Makuakeで先行販売される『ENERGY ARTS』は、名刺入れにも入る薄さ数ミリのカード型パッケージに、12mLの濃縮エナジーを閉じ込めた商品です。佳秀工業のEasysnapという仕組みを採用し、片手で真ん中を折り曲げると切り口が開き、中身をそのまま口に流し込めるようになっています。
1缶250mLクラスのエナジードリンクの満足感を、わずか1包12mLに凝縮したと説明されており、缶を開けて飲む時間や、飲み切るまでデスクに置いておく煩わしさを省く狙いがあります。「開ける」「持つ」「飲む」「片付ける」といった動作を極力減らし、補給行為そのものを意識させないのがコンセプトです。
味や飲みごたえは、一般的な炭酸エナジードリンクを想起させるしっかりしたフレーバーを目指しているとされ、12mLでも物足りなさを感じにくいよう工夫されているようです。ストリートファイター6のキャラクターデザインをあしらったパッケージは、コレクション目的で購入したいという声も出ており、eスポーツやゲームシーンとの親和性も強く打ち出されています。
価格はMakuakeの超早割で10包入り1箱3213円と案内されていて、1包あたりの単価は一般的な缶エナドリよりやや高めの設定です。その分、持ち運びのしやすさや保存期間18カ月という点を含めて、どう価値を感じるかがポイントになりそうです。
なぜノンカフェインなのか
今回のエナジーアーツが最も注目されている点の一つが、カフェインをあえて入れていないことです。エナジードリンクといえばカフェインと糖分でシャキっとするイメージが強い中で、ノンカフェインで勝負するのはかなり思い切った設計と言えます。
プレスリリースでは、トイレに頻繁に行けない大会や長時間作業のシーンを念頭に、「トイレ問題」に配慮したノンカフェイン設計であることが明記されています。カフェインは覚醒感を得られる一方で利尿作用もあり、飲むタイミングを間違えると集中が途切れたり、体調に影響が出るケースもあります。
エナジーアーツは、カフェインの代わりにアルギニンとシトルリンをそれぞれ1000mg配合した「速攻型アミノ酸」という設計で、血流やコンディションをサポートする成分で疲労感の軽減やパフォーマンス維持を狙っています。「眠気を吹き飛ばす」よりも、「身体の状態を整えて集中しやすくする」という方向に重心を置いたエナジー補給と捉えると分かりやすいでしょう。
ノンカフェインを歓迎する声たち
X上では「最近大会ではカフェインを控えていたからノンカフェインのエナドリはありがたい」「妊娠中でも飲みやすそう」「トイレが近くなる問題を考えると助かる」といった声が次々と上がっています。特に、eスポーツ大会や長時間の配信、深夜の仕事など、集中は保ちたいけれどカフェインの負担は減らしたいという人からの期待が目立ちます。
また、「エナドリのカフェインが強すぎてクラクラするからノンカフェインは要チェック」「エナジードリンク味は好きだけど、カフェインが合わなくて諦めていた」という人にとっては、味と雰囲気だけ楽しめる新しい選択肢として映っているようです。ルイボスティーや玄米コーヒーなど、ここ数年でノンカフェイン飲料の選択肢が一気に増えた流れともつながっています。
中には「ノンカフェインなら大量に摂取しても大事には至らなさそう」という少し危ない冗談も見られますが、そうした受け止め方が生まれるくらい、カフェイン入りエナドリのオーバードーズに対する不安も広がっているという裏返しでもあります。カフェインを抜きたい層が一定数いることは、他のノンカフェイン飲料の盛り上がりからも読み取れる状況です。
「物足りない」「日和っている」と感じる人も
一方で、「ノンカフェインを売りにするな」「エナドリなのにカフェインなしは日和っている感じがする」「眠気が飛ぶかどうかが大事なのに」といった、やや辛口の意見も少なくありません。エナジードリンクに「即効性の覚醒感」を求めてきた人にとっては、ノンカフェイン=弱い、というイメージが根強くあるからです。
また、「250mL分のカフェインを凝縮したヤバい商品かと思ったらノンカフェインだった」「せめて少しはカフェイン入っていてほしかった」という、肩透かしを食らったような反応も見られます。ここには、エナドリを「瞬間的にテンションを上げるドーピング的なもの」として捉えるか、「コンディションを整えるサプリメント寄りのもの」として捉えるかの期待値のズレも表れています。
実際、眠気覚ましとしての効果を求めるなら、カフェイン入りの飲み物の方が即効性は高いでしょう。ノンカフェインのエナジーアーツは、眠気を吹き飛ばすというより、「疲れが溜まりすぎないようにする」「長時間の集中をサポートする」方向のアイテムと理解しておく必要があります。
エナドリ市場で広がる「二極化」
最近のエナジードリンク市場を見ると、高カフェイン・高刺激路線と、ノンカフェインやカフェインレス、機能性訴求の穏やかな路線の二極化が進んでいます。リポビタンフィールやナイトリカバー錠のようなノンカフェイン系の疲労対策アイテムが支持を集めているのもその一例です。
カフェインの摂りすぎによる睡眠の質低下や、頭痛、心拍数の上昇などへの注意喚起が増えたことで、「日中は普通にカフェイン入りを飲むけれど、夜はノンカフェインに切り替える」「妊娠中や授乳中だけでもカフェインを避けたい」といったライフスタイルが一般化しつつあります。ノンカフェインコーヒー、ルイボスティー、玄米コーヒーなどの需要が伸びているのも同じ流れにあります。
エナジーアーツのような「ノンカフェインのエナジードリンク味」という商品は、その中間に位置する存在とも言えます。カフェインを摂れない事情がある人が、雰囲気だけでもエナドリっぽさを楽しめる一方で、「覚醒感そのもの」は別の手段に頼る必要が出てきます。このギャップをどう埋めるかが、今後の市場拡大の課題になりそうです。
どんな人に向いていそうか
では、カード型ノンカフェインエナジー『ENERGY ARTS』は、どんな人に向いているのでしょうか。まず想像しやすいのが、eスポーツ大会や長時間のゲームプレイ、配信など、手元を大きく動かしたくないシーンです。コントローラーやキーボードから手を離す時間を極力減らしつつ、0.5秒で補給を済ませられるのは大きな利点です。
次に、仕事中や移動中でトイレに頻繁に立ちづらい人です。会議が続くビジネスパーソン、長距離ドライブをするドライバー、試験勉強に集中したい学生など、カフェインの利尿作用を避けたいタイミングは意外と多くあります。その中でも、甘い清涼飲料ではなくエナジー系の味を好む人にとっては魅力的な選択肢になり得ます。
さらに、妊娠中や体質的にカフェインが合わない人で、エナジードリンクの味や雰囲気は好きという層にもフィットしそうです。もちろん、医薬品ではないため過度な期待は禁物ですが、ノンカフェインというだけで心理的なハードルが下がるケースは多いでしょう。
一方で、「どうしても眠気を飛ばしたい」「徹夜覚悟で作業する」というシーンでは、エナジーアーツ単体では物足りなく感じる可能性もあります。その場合は、日中の睡眠や休憩の取り方を見直したり、カフェイン入り飲料との付き合い方を含めて、自分に合うバランスを探ることが大切です。
スト6コラボだし、ゲームで遊んでる時に気合いを入れ直す使い方を想定しているかも?なのだ。

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