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恋愛裁判

『恋愛裁判』は、ボカロPの40mPが初音ミク歌唱で発表したVOCALOID楽曲である。恋の駆け引きや嘘を法廷劇の形式に見立て、告白と弁明が交差する物語を歌う。中毒性のあるフレーズとドラマ性から、カバーや二次創作、メディア展開でも長く親しまれてきた。

概要

2014年に公開された本作は、40mPの代表作の一つとして広く知られる。軽快なテンポと耳に残る反復が軸にありつつ、歌詞は裁判の進行に沿って展開するため、短い時間で起承転結が伝わる構造になっている。恋の話を法廷に置き換える発想が、共感とと苦さを同時に呼び込む。

語り手は被告の立場に近く、相手の疑いをかわしながら自分に都合のよい言葉を探していく。そこで使われるのは、恋人同士の口論で見られがちな言い訳やすり替えで、聴き手は身に覚えのある感情として受け取りやすい。一方で、裁判という形式があることで、感情が高ぶる場面でも台詞のように整理され、曲全体が寸劇のように進む。

映像面でも印象が強く、楽曲のドラマ性を支える要素として語られることが多い。登場人物の距離感や視線の動きが物語の理解を助け、曲だけを聴いた場合よりも、罪悪感や焦りがはっきり感じられる作りになっている。音の勢いと物語の冷たさが噛み合い、聴後に妙な後味を残すのが持ち味と言える。

人気の広がり方も特徴で、歌ってみたや踊ってみた、演じてみたのような派生が生まれやすい題材だった。さらに小説化などの展開もあり、楽曲の筋立てを別媒体で補う動きが見られた。音楽ゲームでは、追加収録をきっかけに改めて触れる層も増え、世代を越えて循環する曲になっている。発表から時間が経っても入口が残り続ける点が、ネット発の楽曲らしい強さでもある。

この曲はイナメトオル名義で実写MVが作られたこともあって、同じ題材でも見せ方が広がっているのだ!

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