2月3日に話題となったキーワードは 「新日本プロレス ヒロム 退団」 です。
新日本プロレスのジュニアヘビー級を牽引してきた高橋ヒロムの退団が2月3日に発表され、2月11日の大阪大会が最後の試合になると明かされました。突然の発表にファンからはショックと寂しさの声があふれる一方、新たな夢に向かう決断を応援する空気も広がっています。相次ぐ主力離脱で揺れる新日本プロレスの今と、ヒロムの行き先への期待とは。
何が起きたか
新日本プロレスは高橋ヒロムの退団を発表し、2月11日の大阪大会が所属選手としてのラストマッチになると明かしました。
注目を集めたのはなぜか
団体の顔ともいえるジュニアのエースが去るという知らせが、ファンに大きな衝撃を与えたからです。
ポイント
相次ぐトップ選手の退団で団体の将来を心配する声と、ヒロムの新たな挑戦を背中押しする声が入り交じり、プロレス界全体の変化が意識されています。
新日本ジュニアの顔だったヒロム選手の退団は、ファンの心にも団体の流れにも大きなインパクトが出ているのだ。
高橋ヒロム退団発表の経緯
高橋ヒロムの退団は、2月3日に新日本プロレスの公式サイトで公表されました。発表によると、会社との話し合いの結果として契約更新には至らず、2月11日の大阪府立体育会館大会までの参戦をもって退団となります。ラストマッチは「THE NEW BEGINNING in OSAKA」の第0試合として組まれ、そこまで新日本所属としてリングに立ち続ける形です。
コメントでは「もう一つ新しい夢が増えた」「スーパーポジティブ退団」と前向きな言葉が並びました。長年ジュニアの中心に立ってきた自負と、36歳という節目で新たなステージに踏み出したい思いが伝わる内容で、かつて同じように新たな道に進んだ選手たちの背中を追う決断とも受け取られています。
SNSにあふれるショックと別れの言葉
発表直後から、多くのファンやメディアが「まさか」「青天の霹靂」といった言葉で心境をつづりました。特に長く新日本を支えてきたロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの一員としての姿を応援してきた人たちにとっては、内藤哲也、BUSHI、EVILらに続く離脱のニュースでもあり、心にぽっかり穴が空いたという声が目立ちます。
一方で、「最後のシングルマッチを観に行けてよかった」「新日本所属としての試合を生で見届けられたことが誇らしい」と、すでに会場で勇姿を見たファンからは感謝の言葉も多く寄せられました。新日本のリングからはいなくなるものの、「どこへ行っても応援する」「外敵として戻ってきても盛り上げてくれるはずだ」と、別れと同時に新しい姿への期待も書き込まれています。
「新日本プロレスの高橋ヒロム」ではなく「高橋ヒロムその人」を好きだと気付いたという声もあり、団体の看板選手から“自分の推し”へと意識が切り替わっていることもうかがえます。
ロスインゴ離脱ラッシュと新日本への不安
今回の退団が重く受け止められている背景には、ここ数年続いているトップ選手の離脱ラッシュがあります。オカダ・カズチカ、内藤哲也といった象徴的な存在の退団に続き、1月末にはEVILもリングを去りました。ロスインゴの元メンバーで見ても、SANADAが一線から離れ、内藤、BUSHI、EVIL、そしてヒロムと、かつての顔ぶれが次々と新日本を離れている状況です。
こうした流れから、ファンの間では「新日本プロレスは大丈夫なのか」「看板選手が抜けた後の世代交代は間に合うのか」といった不安が広がっています。一方で、「新日本はこれまでも主力が抜けるたびに新しいスターが出てきた」「棚橋社長のもとでまた世代交代の波が来ている」と、団体の歴史に重ねながら長い目で見守ろうという声もあります。
SNS上では、「チケットが完売した大阪大会は、カードの魅力以上に“ヒロムのラスト”を見届けたい人が多いのでは」といった指摘も見られます。退団は痛手でありながらも、最後の試合に向けて強い注目を生んでいるのも事実です。
海外かノアか 行き先予想合戦
当然ながら、ファンの関心は「ヒロムは次にどこへ向かうのか」という点にも集まっています。SNSではWWEやAEWといった海外メジャー団体への移籍を予想する声、プロレスリング・ノアでの活動継続を期待する声、さらには内藤哲也らと合流して“どこかでロスインゴ再結成”を願う妄想まで、さまざまな未来図が語られています。
以前からノアのリングにも参戦しGHCジュニアヘビー級王座を獲得していたことから、「ノアでジュニアのグランドスラムを狙うのでは」「海外の団体と日本を行き来するフリーランス的な立場になるのでは」といった読みもあります。海外メディアでも退団は大きく取り上げられ、世界を視野に入れた動きだと見る論調が目立ちます。
ただ現時点で、本人や新日本から具体的な移籍先が明かされているわけではありません。ファンとしてできるのは、憶測に走り過ぎず、まずはラストマッチまでの姿を見届けることだと言えるでしょう。
ファンが語る「ジュニアの顔」の功績
高橋ヒロムは2010年に新日本でデビューし、海外遠征を経て2016年に凱旋帰国しました。ロスインゴ加入後は、IWGPジュニアヘビー級王座を5度戴冠し、「BEST OF THE SUPER Jr.」でも度々主役を張るなど、ジュニア戦線の中心として存在感を放ち続けました。
獣神サンダー・ライガーの引退試合の相手を務めたこともあり、ファンの間では「ライガーからバトンを受け取ったジュニアの顔」という認識が強くあります。派手なコスチュームや、ぬいぐるみのダリルと共に入場する独特のキャラクター性に加え、首の大けがから復帰してなお前傾姿勢で飛び込むスタイルが、多くの人の記憶に刻まれています。
リング上の激しさとは対照的に、マイクでは明るく破天荒でありながらも、後輩やジュニア戦線に対する強い責任感をにじませてきた姿も、高橋ヒロムというレスラーの魅力として語り継がれていくでしょう。
「スーパーポジティブ退団」をどう受け止めるか
今回の退団に対し、SNS上には「新日本プロレスが悪い」といった感情的な反発も一部には見られます。しかし、本人が「スーパーポジティブ退団」と繰り返し、自分で選んだチャレンジであることを強調している点は重視したいところです。
ファンの中には、「主力が抜けるのは寂しいけれど、時代の流れとして受け止めたい」「団体に残る選手、新しく上がってくる選手を応援しながら、ヒロムの新しいリングも追いかける」といった、ポジティブと寂しさが入り交じったスタンスを取る人も多くいます。
新日本プロレス側も、急な発表となったことを謝罪しつつ、最後まで応援してほしいと呼びかけています。団体と選手が“決裂”ではなくそれぞれの道を進む形を取りつつ、その先で再び交わる可能性もゼロではない、という余地を残している点も、今のプロレス界ならではの距離感と言えるかもしれません。
これから見える新日本ジュニアとヒロムの未来
高橋ヒロムが抜けた後の新日本ジュニアについては、「藤田ら若い選手がチャンスをつかむ時」「デスペラードやYOHなど既存勢に再び光が当たる」といった意見が交わされています。実際に藤田がリング上でヒロムにエールを送り、「新日本プロレスジュニアに期待していてほしい」と宣言したことは、新しい時代へのバトンパスとして象徴的でした。
一方で、ファンはやはり「いつかまたどこかのリングで」「外敵として新日本に戻ってきた時にブーイングではなく大歓声で迎えたい」と、再会を前提とした別れ方を選んでいるようにも見えます。世界中に選択肢が広がる今、団体を離れることは“永遠の別れ”ではなく、新しい物語の始まりと捉えられているのです。
2月11日の大阪大会が、一つの区切りであると同時に、新日本ジュニアの次章と高橋ヒロムの新たな旅路のスタートラインにもなります。その瞬間をどう見届けるかは、ファン一人ひとりに委ねられています。
2・11大阪でのラストマッチを見届けたあと、どのマットで「TIME BOMB」が再び爆発するのか、長く追いかけていきたいところなのだ。

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