ラプンツェルは、長い髪を持つ少女として知られる童話の主人公であり、現代ではディズニーの長編アニメーション映画『塔の上のラプンツェル』に登場するプリンセスとしてのイメージが強いキャラクターである。閉ざされた塔から外の世界へ踏み出す物語は、自由と自立の象徴としてたびたび再解釈されている。
概要
ラプンツェルの物語の核は「隔離」と「解放」にあり、外界から切り離された場所で育った少女が、自分の意思で世界に触れていく過程が描かれる。
原典としてよく挙げられるのはグリム兄弟に代表されるヨーロッパの民話系譜で、塔に閉じ込められた少女が、髪を縄のように垂らして外部とつながる。そこには、親や支配者の都合による監禁、成長と自立への恐れ、禁忌を破った先にある試練と再生といった寓意が重なる。髪という身体の一部が自由につながる「道」になる点は象徴性が強く、時代や地域により細部が変わっても印象に残りやすい。
ディズニー版では、魔法の髪がもたらす力と引き換えに自由を奪われた少女として再構成され、外の世界を夢見る純粋さと、現実を切り開く主体性が前面に出る。守られるだけの存在ではなく、自分で選び直す主人公として描かれたことが、従来の“おとぎ話の姫”像との大きな違いとされる。相棒となる青年や動物たちとの旅を通じて、好奇心、罪悪感、恐怖、恋といった感情が揺れ動き、最終的に「自分は何者か」を引き受けていく筋立ては、成長譚としても受け取られている。
日本では映画や関連シリーズ、グッズ展開に加え、テーマパークのアトラクションやイベントなどを通じて触れる機会が多い。塔から抜け出す瞬間の高揚感、「勇気を持って新たな一歩を踏み出す」というメッセージ性が強く支持され、日本でも高い人気を誇っている。
やっぱり2011年版の映画の印象が強いのだ。

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