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共通テスト

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共通テストは、日本の大学入学者選抜で広く用いられる全国共通の学力試験である。大学入試センターが中心となり、利用する大学と協力して同一日程・同一問題で実施する。知識の確認に加え、資料読解などを通じて思考力・判断力・表現力を問う設計が特徴とされる。

概要

毎年おおむね1月に全国で一斉に実施され、国公立大学の一般選抜では出願や合否判定に欠かせない材料になることが多い。私立大学でも利用方式が広がり、学部ごとの配点や科目指定と組み合わせて用いられる。全国共通の尺度で基礎学力の到達度を測り、各大学の選抜と接続することが主な役割である。

試験は複数教科から成り、受験者は志望先の条件に合わせて科目を選ぶ。採点は客観式が中心で、結果は各大学へ提供されるほか、本人にも成績が示される。会場運営は大学などが担い、試験問題の作成や印刷・輸送、成績処理は大学入試センターが中心となって行う。

歴史

全国共通試験の発想自体は、戦後の大学進学者増加とともに強まった。1970年代末から共通一次試験が導入され、その後1990年代からは大学入試センター試験が長く続いた。センター試験は基礎的な学力を広く測る役割を担い、国公立大学入試の入口として定着した。

その後、学習指導要領の改訂や、知識量だけでなく活用力を測りたいという要請を背景に、制度は共通テストへ移行した。移行期には英語の外部検定試験活用や記述式導入などの構想も議論され、実現した部分と見送られた部分が混在しながら、現在の枠組みが整えられてきた。

システム

共通テストは、同一の期日に同一の試験問題で実施されることを原則とし、全国の多数の会場で同時進行する。各大学は利用科目、配点、個別試験との比重などを定め、選抜全体の中でどのように位置づけるかを決める。したがって同じ得点でも、志望校や学部によって意味合いは変わる。

導入の背景

導入の大きな理由として、学校教育で重視される力が変化してきたことが挙げられる。知識の暗記だけでなく、資料を読み取り、複数情報をつないで判断する力を評価したいという方針が強まった。大学側も、学力を一度の点数で単純比較するのではなく、個別試験や調査書などと組み合わせ、多面的に見る流れを意識するようになった。

また、センター試験時代から指摘されてきた問題形式の固定化を見直し、学びのプロセスに沿った問い方へ寄せる狙いもあった。こうした方針は一気に完成形へ変わるのではなく、科目の再編や問題作成の工夫を重ねながら段階的に反映されている。

出題傾向と対策

全体として、文章や図表、統計資料、会話文など複数の素材を読み解き、設問の条件に沿って答えを選ぶ形式が目立つ。単発の知識確認だけでなく、状況設定を与えた上での推論や、選択肢を吟味して最も適切なものを選ぶ問いが増えたと受け止められやすい。短時間で大量の情報を処理し、根拠をもって選択肢を絞る力が得点差になりやすい。

対策としては、教科書レベルの理解を土台に、過去問や予想問題で形式に慣れることが有効とされる。特に時間配分は科目を問わず重要で、迷う問題に固執しない判断、図表を先に読む順序の工夫、見直しの余地を残す解き方が得点を安定させる。英語のリスニングのように技能が問われる領域は、日々の継続練習が直前期の詰め込みより効果的になりやすい。

社会的評価と課題

共通テストは、全国共通の尺度としての分かりやすさと、運用規模の大きさから来る信頼性が評価される一方、毎年の運営負担や、試験の一発勝負性への懸念も語られる。問題漏えいや不正防止、自然災害や交通障害への対応など、リスク管理は常に課題となる。受験機会の確保として追試験を用意する仕組みはあるが、受験者の不安を完全に消すことは難しい。

教育の公平性という観点では、地域差や家庭環境による学習資源の違い、合理的配慮の運用、デジタル活用が進む中での情報環境格差などが論点になりやすい。さらに、大学ごとの利用方法が多様化するほど、受験生に求められる情報収集と戦略立案の負担も増す。制度の狙いと、現場の運用や受験行動の現実をどうすり合わせるかが、継続的に問われている。

共通テストの問題は毎年、大学入試センターが過去問として公開しているので、形式に慣れるのに役立つのだ!

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