大栄翔は追手風部屋所属の大相撲力士で、得意技は突き・押しとして知られる。幕内最高優勝を経験し、三賞や金星も重ねて上位戦線で存在感を示してきた。
概要
1993年11月10日生まれで埼玉県朝霞市の出身。本名は高西勇人で、追手風部屋で鍛えられながら幕内に定着してきた。番付上は関脇経験者で、押し相撲を軸に上位陣とも渡り合うタイプとして認知されている。
取組の決まり手は突き出しや押し出しが目立ち、立ち合いから一気に前へ出る相撲が核になる。相手の形を作らせず短い時間で勝負を終わらせる展開が多い一方、攻めが止まった瞬間に切り返される場面もあり、勝敗がはっきり出やすい力士でもある。
幕内では優勝1回、十両優勝1回を記録し、三賞では殊勲賞や技能賞を複数回受賞している。横綱戦を含む大一番で勝ち切って金星を挙げた実績もあり、場所全体の流れを動かす役回りになることがある。
来歴
初土俵は2012年1月場所。四股名は高西から大翔栄を経て大栄翔へと変遷し、番付を上げる過程で名前も定着していった。早い時期から突き押しの方向性が明確で、序盤から型を崩さずに成績を積み重ねた点が特徴に挙げられる。
新十両は2014年7月場所、新入幕は2015年9月場所。幕内に上がってからは中堅どころで粘り、勝ち越しと負け越しを繰り返しながらも、押し相撲がはまる場所では二桁勝利に届くなど上振れの大きさを示した。
2020年1月場所に新三役。上位総当たりの土俵で経験を重ね、番付の上下を経ながら再び上位へ戻る循環を作った。休場を挟んだ時期もあるが、その後も幕内で出場を続け、上位戦線に顔を出す機会を確保している。
2021年初場所には西前頭筆頭で13勝2敗を挙げ、幕内最高優勝を果たした。 平幕優勝として注目度が高く、突き押し一本で頂点まで届いた事例として語られることが多い。
特徴
最大の持ち味は立ち合いの圧と回転の速い突き押しで、相手の上体を起こして後退させる形を得意とする。胸を合わせる四つ相撲よりも、距離を保って手数と推進力で押し切る展開で真価が出やすい。
取組内容はシンプルに見えるが、相手の重心が浮いた瞬間を逃さず前へ出る判断が速い。突き出しや押し出しだけでなく、攻めの途中で崩れた相手を突き落とすなど、状況に応じた締め方も見せる。
一方で相手に組まれると不利になりやすく、前に出る勢いを止められたあとの立て直しが勝負を分けることがある。押し相撲の宿命として、相手の受けが強い日は長引く消耗戦になりやすく、そこから流れが変わる場合もある。
得意技は突き・押しで、決まり手の傾向でも突き出しと押し出しが上位を占める。 この分かりやすさが観戦の入口としても機能し、相撲を見慣れていない層にも伝わりやすい強みになっている。
評価
幕内で優勝を経験しながら、上位相手の白星でも存在感を示してきた点が評価される。三賞のうち殊勲賞を複数回受け、技能賞も獲得していることは、単なる勢いだけではなく内容面での裏付けがあることを示す。
押し相撲のスペシャリストとして、相手の番付や体格に左右されず勝ち筋を持ち込めるのが強みである。とくに立ち合いが噛み合った日は連勝しやすく、場所序盤から波に乗ると上位陣との対戦でも流れを作りやすい。
金星も複数回挙げており、横綱や大関との取組で空気を変える一番を作り得る力士として位置づけられる。 勝ち方が明快なため、館内の反応が大きくなる取組が多いことも特徴といえる。
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