JMUは日本の造船会社ジャパン マリンユナイテッドの略称である。商船や艦艇、海洋構造物の設計・建造から修理までを手がけ、拠点を全国に持つ。2013年の統合で発足し、自動運航船や新燃料、洋上風力向け技術でも注目される。
概要
本社は神奈川県横浜市みなとみらいに置かれる。事業は商船事業・艦船事業・海洋エンジニアリング事業・ライフサイクル事業に大別される。設計と建造に加えて修理や改造や関連サービスまで扱い、船の一生を通じた支援も領域に含める。
全国の複数拠点で建造と修繕を行い、船種もコンテナ船・バルクキャリア・タンカー・液化ガス船・フェリー客船や官公庁船など幅広い。砕氷や掃海など特殊な艦船分野でも強みが語られやすい。加えて造船で培った大型構造物の技術を海洋分野に展開し、石油ガス向け設備や洋上風力の関連設備にも取り組む。
技術面では自動運航船の要素技術や代替燃料を見据えた船型や機関周り、実海域での性能評価などを重点領域として打ち出す。日本の造船業が再編を重ねる中で大手グループの一角として位置づけられている。商船と艦船と海洋構造物を同一社内で扱う点が特徴として挙げられる。
沿革
JMUは2013年1月1日に発足した。前身はユニバーサル造船とIHIマリンユナイテッドであり、両社の統合でジャパン マリンユナイテッドが成立したと説明されることが多い。発足後は既存の造船所と設計機能を束ねて事業を進め、商船に加えて艦船や修理の比重も保ちながら受注と建造を継続してきた。
2010年代後半以降は環境規制の強まりや燃料転換の議論を背景に、LNGなど従来より低排出とされる燃料の利用拡大や代替燃料の研究が業界共通のテーマとなった。JMUも新燃料関連の開発や省エネ性能の向上を前面に出し、設計と検証体制の強化を進めたとされる。株主構成は時期により変化しており、現在は今治造船が過半を持ちJFEホールディングスとIHIが一定比率を保有する形で紹介されている。造船の統合は国内の建造能力と技術を集約し国際競争に備える狙いと結び付けて語られる。
船は一度つくって終わりではなく保守や改造も長く続くので、造船会社の仕事は引き渡し後も意外と広いのだ!

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