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奇跡PKで沸くU23日本代表 アジアカップ4強とPKの珍事が話題に

1月18日に話題となったキーワードは 「アジアカップ」 です。

サウジアラビアで開催中のAFC U23アジアカップ準々決勝で、日本はヨルダンをPK戦の末に下しベスト4入りを決めました。相手GKがセーブ後にガッツポーズを見せた瞬間、逆回転したボールがゴールへ吸い込まれた一蹴が「奇跡のPK」として大きな話題になっています。若き日本代表の内容と、この珍シーンが投げかける教訓とは。

何が起きたか

U23日本代表はサウジアラビアで行われているAFC U23アジアカップ準々決勝でヨルダンと対戦し、120分を戦って1対1のままPK戦に突入し、最終的にPK4対2で勝利してベスト4進出を決めました。

注目を集めたのはなぜか

PK戦の2本目でFW道脇豊のシュートが一度はGKにセーブされながら強烈な逆回転でゴールに転がり込む、珍しい決まり方になり、国内外から「奇跡」「歴史的」といった反応が広がりました。

ポイント

若い日本代表が実質U21中心のメンバーで結果を残していることに加え、中東勢がベスト8で姿を消しベトナムやウズベキスタンが躍進している点など、アジアの勢力図の変化も見逃せないポイントです。

動画はちょっとコントみたいになっているところはあるのだ…

日本はヨルダンとの激闘をPKで制す

グループステージを無失点の3連勝で駆け抜けた日本は、ノックアウトラウンドの初戦でいきなり苦しい試合になりました。前線からのプレスがはまらず、自陣でボールを失ったところからカウンターを受けて先制点を許し、試合の主導権を握れない時間が長く続きました。

それでも後半、交代で入った古谷柊介がゴール前のこぼれ球を押し込んで同点に追いつきます。途中出場の選手が結果を出したことで流れが変わり、日本はサイド攻撃やセットプレーから何度もチャンスを作りましたが、決定的な場面を決め切れないまま延長戦、そしてPK戦へともつれ込みました。

PK戦では、18歳のGK荒木琉偉が1本目と4本目を止める大仕事を見せました。シュートストップだけでなく、助走に入る前の間の取り方や、コースの読みの鋭さも評価されていて、将来のA代表守護神候補として一気に注目度が高まっています。

話題を呼んだ逆回転PKの仕組み

この試合を一気に拡散させたのが、道脇豊のPKでした。日本の2人目として登場した道脇は、右足で思い切りよくゴール右を狙いますが、相手GKが読み勝って横っ飛びでセーブします。ボールは高く跳ね上がり、GKは大きくガッツポーズ。スタジアムの空気も一瞬「止めた」という雰囲気になりました。

ところが、落下してきたボールには強い逆回転がかかっていました。地面に戻った瞬間にスッとゴール方向へ転がり出し、振り返ったGKの目の前でゴールラインを割ってしまいます。PKでは、ボールが完全に止まるか外に出るまではインプレーのため、このシュートは得点として認められました。止めたはずのシュートが得点に変わるという稀なシーンは、ルールの奥深さと集中力の大切さを強烈に見せつけるものになりました。

まるで漫画のような出来事に「動画でしか見たことがないシーンが現実に起きた」「歴史的なシーン」といったコメントが多く上がりました。一方で、道脇が最後までボールの軌道を追っていたのに対し、GKはセーブの瞬間に目を離してしまっており、「最後まで集中していた方に運が味方した」という見方も広がっています。

PKの蹴り方という点では、道脇のシュートはスピードとコースを優先した、かなり思い切ったタイプのキックでした。枠内に飛んだボールが回転によってゴールに戻ってきたことを考えると、たまたま生まれた幸運ではなく、勢いとスピンが生んだ必然でもあったと言えます。もちろんヨルダン側から見れば痛恨ですが、それだけに教訓として語り継がれる場面になりそうです。

U23日本代表は「実質U21」の挑戦

今回の大会で日本は、登録上はU23代表ながら、実際には21歳以下の選手を中心とした若い編成で臨んでいます。クラブで主力として出場している選手や、すでに海外クラブに籍を置く選手も多く、この世代全体の層の厚さが改めて意識されました。

SNSでは「U23とはいいつつU21で構成されている」「主力がいないのにこの強さ」という声が見られ、結果と内容の両面でポジティブに受け止められています。ベンチには大学サッカー出身の選手もおり、Jリーグだけでなく大学や海外クラブなど、多様なルートから選手が集まっていることも注目されています。

AFC U23アジアカップは原則として23歳以下の代表で争われ、五輪世代の強化と選手の売り出しの場として各国が重視している大会です。

日本にとっては、来るべきオリンピックやフル代表へのステップとして、この大会での経験が重要になります。厳しいノックアウトゲームを戦い、相手の研究や中東開催特有の雰囲気に適応しながら勝ち上がることは、メンタル面や戦術理解の向上にもつながります。今回のヨルダン戦は、内容的には課題も多い一戦でしたが、苦戦しながらも勝ち切る力を身につける過程として非常に意味のある試合になりました。

ベトナムやウズベキスタンなど新勢力の台頭

今大会で話題になっているのは、日本だけではありません。ベトナムがグループステージを全勝で突破し、準々決勝ではUAEを延長戦の末に撃破しました。現地では街が盛り上がっている様子が伝えられ、優勝すれば祝日になるのではという冗談交じりの声も出ています。

また、ウズベキスタンは韓国を完封するなど、アジアの若年層で存在感を増し続けています。過去の年代別大会でも上位進出が増えており、フィジカルと技術を兼ね備えたチーム作りで日本の強力なライバルになりつつあります。中東勢がベスト8の段階で姿を消したことで、「アジアのサッカー地図が塗り替わっている」という指摘も出ています。

一方で、韓国代表に関しては、自国メディアが大会の位置づけやパフォーマンスをめぐって自虐的な論調を展開するなど、日韓で温度差や課題が語られているのも特徴です。日本との対戦を期待する声と同時に、「今の出来では不安が大きい」といった本音も伝えられています。

PKに強い国を目指す日本の取り組み

今回のPK戦勝利は、単なる偶然の積み重ねではなく、日本が育成年代から取り組んできた強化の一部と見ることもできます。年代別代表では、通常の練習に加えて定期的にPKの時間を設け、キッカー側は自分の得意なコースと助走を磨き、GKは相手の傾向分析やメンタルコントロールを学んでいます。

荒木琉偉は試合後のコメントで、PK戦に入る前から「負けるイメージはなかった」と語っており、若くして強い自己確信を持っていることがうかがえます。クラブでも全国大会でPK戦を何度も経験してきたことで、自分なりのルーティンや相手へのプレッシャーのかけ方を積み上げてきました。

道脇豊も、欧州クラブでプレーする中でフィジカルやシュート技術を磨いてきた選手です。今回のような劇的な形であっても、プレッシャーのかかる場面でゴールという結果を残せたことは、今後のキャリアにとって大きな財産になります。PKという「一瞬の勝負」の裏側には、日頃の準備とメンタルの鍛錬があることを改めて感じさせるエピソードでした。

U23アジアカップが映す日本サッカーの現在地

グループでは相手を圧倒しながら、ヨルダン戦では決定力不足やビルドアップの課題が露呈した日本。ベスト4に進んだとはいえ、「本当に歴代最強なのか」「守備はまだ不安が残る」といった、厳しい視線も少なくありません。だからこそ、残りの試合でどこまで内容を改善できるかが問われます。

一方で、U21主体でここまで結果を出していることは大きなポジティブ要素です。クラブでのポジション争いも含めて、選手たちにとっては一つひとつのプレーが未来の代表入り、海外移籍につながる勝負どころになっています。大会を通じて海外メディアの評価も高まっており、今回のメンバーから新たな欧州挑戦組が生まれる可能性も十分にあります。

U23アジアカップは、普段フル代表の試合しか見ない人にとっても、次のスター候補をチェックできる貴重な機会です。今回話題になった逆回転PKや若いGKの活躍をきっかけに、世代別代表の試合にも注目が集まれば、日本サッカー全体の底上げにもつながっていくでしょう。

次戦も楽しみなのだ!

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