1月18日に話題となったキーワードは 「天覧相撲」 です。
2026年1月18日、大相撲初場所八日目は6年ぶりの天覧相撲となり、天皇皇后両陛下と愛子さまが両国国技館で相撲を観戦しました。ところが土俵では2横綱2大関がそろって敗れる前代未聞の展開となり、伯乃富士ら平幕の金星や、ご一家を見送る観客総立ちの光景が大きな反響を呼んでいます。歴史的な一日をめぐり、人々は何に驚き、何を感じたのでしょうか。
何が起きたか
大相撲初場所八日目が6年ぶりの天覧相撲となり、天皇皇后両陛下と愛子さまが両国国技館で観戦しました。結びを含む上位取組では2横綱2大関が全員敗れる波乱となり、平幕の伯乃富士や大栄翔が金星を挙げています。
注目を集めたのはなぜか
皇室ご一家の着物姿や笑顔に加えて、横綱大関総崩れという結果が重なり、「こんな天覧相撲は初めて」という驚きの声が相次ぎました。取組後に観客が総立ちでご一家を拍手で見送る光景も、多くの人の心に残ったためです。
ポイント
相撲の内容そのものに加え、天覧相撲が持つ歴史や象徴性、皇室と国技の距離感、そしてチケットや警備をめぐる話題まで議論が広がりました。特別な一日が、今の大相撲と社会の空気を映し出す鏡のようになったことがポイントと言えます。
6年ぶりの特別な土俵で波乱と歓声が入り混じる、まさに記憶に残る天覧相撲になったのだ。
天覧相撲とは何か
天覧相撲という言葉は、天皇が観戦する相撲を指す呼び名です。江戸時代以前から宮中行事として行われてきた相撲節会の名残でもあり、現代では大相撲本場所の特別な一日として位置づけられています。通常の本場所と同じ土俵でありながら、国技館内の空気は一変し、力士や観客の緊張感がぐっと高まります。
今回も初場所八日目の中日が天覧相撲となり、国技館2階の貴賓席には3席が用意されました。投稿では、天皇陛下のスーツ姿、皇后雅子さまの淡い色合いの着物、そして愛子さまの華やかな振袖が印象的だったという感想が多く見られます。土俵入りや弓取り式もどこか引き締まった雰囲気となり、いつもの相撲とは一味違う一日になったことがうかがえます。
また、宮内庁が事前に天覧相撲の日程を発表していたことも話題になりました。安全面を懸念する声と、オープンな情報発信を評価する声が交錯し、警備の厳しさや手荷物検査の様子まで細かく語られています。国技館という限られた空間の中に、相撲ファンと皇室ファン、そして「歴史的な瞬間を見たい人」が一堂に会したことが、今回の特別感をさらに強めました。
横綱大関総崩れの衝撃
この日の最大のトピックは、何と言っても2横綱2大関が全員敗れたことです。横綱の大の里は伯乃富士に押し出され、豊昇龍も大栄翔にはたき込まれて黒星となりました。新大関の安青錦は霧島に敗れ、琴櫻も王鵬に敗れるなど、上位陣が軒並み土がつく結果となりました。
天覧相撲という晴れの舞台で横綱大関全員が敗れる展開は、戦後の大相撲の中でも極めて異例で、ファンや関係者に大きな驚きを与えました。投稿には「こういうこともあるんだなあ」と受け止める声もあれば、「せっかくの天覧相撲なのに何してくれてんの」と厳しい言葉も並びます。理事長や親方衆の表情に注目した人も多く、「八角理事長が渋い顔をしていた」「喝を入れていた」といった感想が繰り返し語られました。
一方で、「天覧相撲で横綱と大関がそろって負けたってことは八百長がない証拠」「下が強くなってきているだけ」といった声もあり、結果そのものを前向きに捉える意見も少なくありません。勝敗を厳しく問う目線と、ガチの勝負を歓迎する空気が同時に存在していることが、現在の大相撲ファンの複雑な感情をよく表しています。
また、今場所の大の里の肩の状態や豊昇龍の気負いを心配する声も目立ちました。単に「ふがいない」と批判するだけでなく、怪我やコンディションを気にかける投稿が多いのは、若い横綱を長く見守りたいというファン心理の表れと言えそうです。
伯乃富士と平幕勢の躍進
上位総崩れの影で、大きく評価を高めたのが平幕力士たちです。なかでも伯乃富士は、大の里を押し出して金星を挙げた一番で強烈な印象を残しました。引用された記事やコメントによると、伯乃富士はこれで4場所連続の金星で、昭和以降3人目という珍しい記録に到達したとされています。22歳という若さで、横綱相手に堂々と前に出る相撲を取り切った姿に「お見事」「あっぱれ」という称賛が集まりました。
伯乃富士本人が「陛下に見ていただけるだけで光栄」「なかなか味わえないことなので思い切っていい相撲を取ろうと思った」と振り返ったという紹介もあり、天覧相撲という舞台がモチベーションになっていたことがうかがえます。インタビューを引用した投稿では、そのうえで「金星で喜んでいられない」「三役に戻ることが目標」と語っていたことも共有されており、単なる一発屋で終わらせない決意に共感する人も少なくありません。
同じく金星を挙げた大栄翔についても、多くの反応が寄せられました。相手が横綱でも自分の形で押し切るスタイルが評価され、「上位総崩れでも平幕が輝いた」「元大関の意地を見た」といったコメントが並びます。番付が下がっても、キャリアを積んだ力士が大舞台で意地を見せる姿は、ベテランファンにも刺さるポイントだったようです。
皇室ご一家の存在感と学び
今回の天覧相撲を語るうえで欠かせないのが、皇室ご一家の存在感です。多くの投稿が、愛子さまの振袖姿や、ご一家の笑顔、観客に手を振るシーンに触れていました。「お着物素敵」「写真越しでもおめでたい雰囲気が伝わる」といった言葉から、画面越しでも温かさが届いていたことがわかります。
特に印象的だったのが、愛子さまが観戦中に熱心にメモを取っていたという指摘です。「ロイヤルラーニング」というハッシュタグを添えた声もあり、相撲を楽しみながら、未来の天皇として国技を学ぶ姿だと感じた人が多かったようです。力士たちも、懇談の場で能登の被災地の声や相撲への思いを直接伝えることができたと報じられ、相撲と社会、皇室が交差する貴重な場になりました。
愛子さまが土俵を見つめながらメモを取る姿は、伝統文化を次世代につなげる象徴として、多くの人に深い印象を残しました。ご一家の退場時には、観客が総立ちで拍手と手振りで見送る様子が広く共有され、「鳥肌ものだった」「昭和の国技館を思い出した」といった声も上がっています。
一方で、同じ皇室関連でも、他の行事との扱いの差や、政治的な主張を絡めた意見も見られました。賛否や立場の違いはあっても、少なくともこの一日については、ご一家の笑顔と観客の拍手が強く記憶されたと言えるでしょう。
今場所と今後の相撲界への影響
では、この一日は今場所と今後の相撲界にどのような影響を与えるのでしょうか。初場所の土俵では、霧島と阿炎が1敗で先頭を走り、その後ろを2敗力士の大集団が追いかける混戦になっていると投稿で共有されています。横綱2人と大関2人が揃って敗れたことで、優勝争いは一気に読めない展開になりました。
上位陣にとっては、大勢の観客と皇室ご一家の前で敗れた悔しさが、今後の奮起につながるかどうかがポイントになります。協会側からは「自覚を持ってほしい」といったコメントが伝えられ、理事長の表情が話題になるなど、プレッシャーの大きさも改めて浮き彫りになりました。一方で、平幕勢にとっては「天覧相撲で一世一代の相撲を取れた」という成功体験が、大きな自信になるはずです。
ファンの側も、「下位が強くなってきている」「番付に関係なく勝負がわからない方が面白い」という受け止めが見られます。結果として、今回の天覧相撲は、大相撲が抱える課題と魅力を両方照らし出した一日だったと言えそうです。横綱と大関には、次の場所以降で「強くて頼れる存在」であるところを見せてほしいという期待が一層強まりました。
同時に、愛子さまの相撲好きや、ご一家の相撲観戦の様子が繰り返し共有されたことで、若い世代やライト層が相撲に興味を持つきっかけにもなっています。6年ぶりの天覧相撲が、相撲人気の再燃と、相撲界の世代交代を象徴する出来事として記憶されるかどうかは、これからの土俵次第と言えるでしょう。
次の天覧相撲も今から楽しみにしておきたいところなのだ。

この記事へのコメントはありません。