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梶裕貴

梶裕貴は、日本の声優、ナレーター、歌手である。テレビアニメの主演級から群像劇の要となる役まで幅広く担い、『進撃の巨人』のエレン・イェーガー役などで広い層に知られる。声優アワードでの受賞や音声表現の企画活動も重なり、声の演技を軸に活動領域を広げてきた。

概要

2000年代後半から作品数を増やし、少年の衝動や葛藤を背負う主人公像から、理知的で冷静な役どころ、コミカルな掛け合いまで演技の幅を伸ばしてきた。中性的で伸びのある声質に加え、息遣いや間の取り方で心の揺れを見せる芝居が得意とされる。叫びや独白の強度だけでなく、言葉にならない迷いを沈黙で残す演技が持ち味として語られることが多い。

代表的な出演としては『進撃の巨人』のエレン・イェーガー、『僕のヒーローアカデミア』の轟焦凍、『七つの大罪』のメリオダス、『マギ』のアリババ・サルージャなどが挙げられる。いずれも作品の核を担う人物であり、長期シリーズでの成長や心情の変化を声で積み上げるタイプの役が目立つ。キャラクターの年齢や状況が変わっても、声の印象を大きく崩さずに内面の変化を伝える点が評価されている。

受賞面では、第3回声優アワードで新人男優賞を受賞し、のちに第7回と第8回で主演男優賞を2年連続で受賞した。人気投票的な支持だけでなく、その年度を象徴する役を演じた実績として扱われ、当時のキャリアの節目として語られやすい。主演の重圧を負う役を複数作で成立させたことが、評価の土台になっている。

また近年は、声の表現を作品外へ展開する取り組みとして、歌声合成ソフトを軸にしたキャラクタープロジェクト梵そよぎ そよぎフラクタルを企画立案するなど、創作の場づくりにも関わっている。声優という職能を、出演という形だけでなく制作やコミュニティの側へも広げていく姿勢が特徴である。

来歴

東京都に生まれ、埼玉県坂戸市で育った。学生時代は演劇部に所属し、舞台での経験を通じて表現への関心を深めたとされる。のちに日本ナレーション演技研究所で学び、オーディションを経て事務所所属に至った。早い段階から現場で必要とされる発声や台本読解に触れたことが、後年の安定した仕事量につながったと整理される。

声優としてのデビューは2004年、ゲーム『帝国千戦記』への出演とされる。アニメでは2000年代半ばから経験を積み、2007年にテレビアニメ『Over Drive』で初主演を務めた。そこから少年役を中心に起用が増え、スポーツもの、学園もの、群像劇など複数ジャンルでレギュラーを重ねることで、作品内のリズムを作る技量が磨かれていった。

2009年には第3回声優アワードで新人男優賞を受賞し、若手の中でも名前が定着する。2012年には本人名義での歌手活動も本格化し、声の演技とは別の場で表現を試す機会を得た。さらに2013年の第7回声優アワード、2014年の第8回声優アワードで主演男優賞を連続受賞し、主演を任せられる声優としての評価が決定的になる。受賞は単発の話題で終わらず、その後の大型作品での起用にも影響したと見られている。

転機としてしばしば挙げられるのが、2013年からの『進撃の巨人』である。強い正義感と未熟さが同居する主人公の感情を長期にわたり演じ、社会現象級の話題とともに声の印象が広く浸透した。以降は、熱量のある主人公役に加えて、抑制された芝居で作品を支える役も増え、出演作の幅が広がっていく。明るさと危うさの両方を同居させる少年像が、複数作品で変奏されてきた点がキャリアの特徴である。

私生活では2019年に声優の竹達彩奈との結婚を公表している。公的な活動としては、ナレーションやイベント登壇などの仕事に加え、2020年代には音声合成を含む企画活動も表に出るようになった。現在はヴィムス所属として、アニメ、ゲーム、吹き替え、ナレーション、音楽活動を横断しながら活動を継続している。

トリビア

【梵そよぎ】そよぎフラクタルでは、声を素材にした創作の入口を増やすことが掲げられており、声優自身が企画者として表に立つ点がユニークである。出演者としての顔と、創作環境を設計する側の顔が同時に見える取り組みとして注目されている。

梶裕貴はナレーションでも評価が高くて、落ち着いた語りと芝居の切り替えがうまいのだ!

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